淡々と伝えたい、あの時の言葉
道具は袱紗で清めればいいけれど
僕の気持ちは何で清めたらいいんだろう
大切に扱われる道具を見ていると
大切にしたかった思い出が溢れかえる
でもね 空の棗みたいに心は空っぽで
ほらね 淡々斎の作のように尖ったまま
ならね 淡々と伝えよう あの時の言葉
正客でも次客でも末客でもなく 君に届けたい
腰を前に出し背筋を真っ直ぐ座ってみようか
君への想いはちっとも真っ直ぐに届かないけど
涙を溜めて1杓分 釜に水を差したら
もう一度あなたへの想いを湯返ししてもいいでしょうか?
時には立ち止まって悩んでみてもいいんでしょう?
人生という道は、お点前じゃないんだから
解説
歴代の家元の名前から何かインスピレーションを得ようとしたのがきっかけで生まれた。結局、1番使いやすい淡々祭だけが残って、他はあまり実用的ではなかった。
そもそも人の名前を実用的という時点で如何なものかと思うが。